ゴルフ理論(考え方編)
今仮に、アベレージが95ストロークぐらいの人がいるとします。
この人の、7,8年ぐらい前のアベレージも、同じように95ぐらいというケースは、かなり多いのではないでしょうか。
前回も書きましたように、「何故うまくならないのだろう」と多くのゴルファーが嘆きますが、ここで考えてほしいのは、「どうして下手にならないのか」ということです。
つまり、95前後でラウンドできる「実力」を維持するための練習を、ずっと続けているのです。
上手くもならない、下手にもならない、という人の練習は、昨日までやってきた練習を、そのまま繰り返しているだけです。
たとえば、仕事内容が変わると、不慣れな仕事なので、今まで以上に集中しないとミスが起こったりするので、その日の仕事が終わると、ぐったりと疲れます。
やがて仕事に慣れてくると、初めのころに感じた疲れは感じなくなるはずです。
つまり、集中して何かを行えば、ストレスと疲れを伴います。
我々アマチュアゴルファーは、楽しみのためにゴルフをしているのですから、練習するたびに、ストレスや疲れをたくさん感じるのは、どうしても避けたいはずです。
だから、慣れ親しんだ練習をして、ストレスや疲れを感じないよう、今までと同じ事を繰り返す、上手くもならない、下手にもならないゴルファーが生まれるメカニズムの、私なりの理解です。
新しい技術を学ぶ
では、どうしたらそれほどストレスや疲れを感じないで、集中した練習が出来るのかということです。
それは、技術または、球筋を1つマスターすることです。
たとえば、私はどちらかといえばスライサーである、という人ならば、半年かかっても、または1年かかっても、フックボールを打ちたいときに打てるようにすることです。
ドローボールと言われるような、目標に右に出たボールが目標に戻ってくる、そんな完璧なものでなくてもいいですから、とにかく左に曲がる、それだけで十分だと思います。
この、フックボールを打とうとする練習が、集中力を高めるのに効果があるはずです。
最初打てなかったフックボールが、時々打てるようになると、面白さも手伝って、より練習に集中できるはずです。
一度試してみてください。