ゴルフ理論(考え方編)
「何年もゴルフをやっているのに、どうしてうまくならないのだろう?」
と、ゴルフアー同士で話したりしますが、どうしてうまくならないのでしょうか。
確かに、7,8年前に90を切ったのに、いまだに調子が悪くなると、100を越えてしまう、と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
プロゴルファーを見ていると、長くプロをしていても、上達しないのがよくわかります。
あるプロが、10年前にプロデビューして、すぐに活躍して、そしてテレビにも頻繁に登場している。
しかし、最近はテレビに登場しないどころか、試合さえあまり出場する機会がない。
デビュー当時より、相対的に実力が落ちているように思われます。
随分と厳しい事を言うなと思われ人も多いでしょうが、プロのトーナメントに長く行っていて、そこでいろいろなプロの言動を見ていて、たくさんの事がわかりました。
練習の工夫
たとえば、デビューした当時は、予選落ちしたら、悔しくて悔しくて寝れなかったかもしれませんでした。
そしてそれから1,2年すると、帰りの車の中では悔しいが、家に帰ったら、悔しさは忘れてしまっている。
それからさらに1,2年すると、自分のキャディバッグを車のトランクに入れたら、悔しさもどこかに行ってしまう。
そんな感じで、悔しさを早く忘れてしまうようになって、だんだん練習も集中しないで行うようになり、実力のアップが止まってしまう、と私は考えています。
プロもアマも関係なく、上達するには、いかに練習で集中してボールを打つか、それが大事な事だと思います。
そうしないと、練習場に行くまでは、「うまくなるぞ」という気持ちで練習場に向かうのですが、いざ練習を始めたら、ただ何となくボールを打ち続け、その日の練習を終わってしまう、そういうケースが多いのではないでしょうか。
集中力を保つための方法として、私は2つ考えています。
1つ目は、写真は人気のあるプーマのキャディバッグですが、自分のバッグが古くなってきて変え時かなと思った時、スコアを設定して、そのスコア以下を出したら、念願のキャディバッグを買うことにするのです。
仮に、自分の実力が95から105ぐらいとします。97以下でラウウンドしたらバッグを買おうとと決めます。
決して、ベストスコアを更新したら買おうというのはよくありません。
高すぎる目標は、かえってやる気が出なくなる可能性があります。
少しがんばれば届く目標がいいでしょう。
2つ目は、新しい技術を覚える事ですが、次回以降で紹介します。