高校野球

スポーツの本質

今年の夏の高校野球は、大変な盛り上がりでした。

私も、決勝戦は本当にドキドキハラハラしながらテレビを見ていましたが、よく考えると、どちらのチームを応援していたわけでもないのに、なんであんなにドキドキしていたのか、今思うと不思議な気がしますが、必死なプレーに心惹かれていたのでしょう。

こんな私も、2,3年前まで殆ど高校野球を見ませんでした。

何故かというと、昔あるゴルフ雑誌の編集長と話をしていて、話題がテレビの放映料の事になり、民放とNHKではお金の流れが正反対だということです。

つまり、民放では、テレビで放映したもらうために、テレビ局のほうにお金を支払うのに対して、NHKで放映する場合は、NHKの方から主催者に対してお金が支払われるそうです。

その話を聞いた時、高校野球では、昔は夏の大会しかなかったのが、春の選抜大会ができたのは、NHKで放送が始まったすぐ後のような気がしますし、大相撲も、昔は年2場所だったのが、現在の年6場所になったのも、NHKで放送が始まった直後のような気がします。

ひたむきな姿勢

高校野球も、大相撲も、かなりの長い時間放映されていますから、相当な金額がNHKから、主催者の方に支払われているようです。

それを知った時、高校野球の主催者は、お金儲けのために、選手の体を犠牲にしてもかまわない、そう感じた時から、高校野球を見なくなりました。

ピッチャーの場合は、腕や肩を相当に酷使しますから、毛細血管がかなり切れてしまうそうで、その回復に数日かかるようです。

4日も、5日も続けて投げることが、どれだけ選手の体を傷つけているか、大会のやり方を検討しなくてはいけないように思います。

私の2人の子供たちが、高校で野球部に入り、子供たちが出ているその試合を見るようになって、また、子供たちにつられて甲子園を見るようになり、選手のひたむきなプレー振りや、スポーツマンらしく明るい笑顔など、本当に気分よくテレビを見れました。

選手のインタビューを聞いていても、礼儀正しい言葉遣いで、そして若者らしさが溢れていて、こちらが気分爽快になります。

最近では、ボクシングの親子の礼を失した態度を、面白がって取り上げているマスコミや、公の場所で周りの迷惑など無視して騒ぎまくる若者をニュースなどで取り上げていますが、高校球児たちを見ていると、いっぱい素敵な若者がいるんだと、とっても安心できました。

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