ゴルフ理論(技術編)
写真は、ゴルフ畑に登場している佐藤丹美で、よく見るとボールはバンカーの中にありません。
そして、バンカーの中央に線がひかれていまが、これはバンカーショットの練習風景です。
練習の内容を簡単に説明すると、線の前後の3,4センチの砂を飛ばすだけです。
そして少しづつ前(写真では下の方)へ進んで、砂を飛ばします。
ここで大事なポイントは、しっかりとアドレスをとらずに、続けて砂を飛ばします。
砂を飛ばすだけですから、軽い気持ちで、いい加減に砂を飛ばしてください。
それを、2,30回ぐらい続けた後、線のあった場所に、ボールを10個ぐらい並べて、先ほどと同じように、ボールの前後3,4センチの砂を飛ばすことだけに集中して、軽い気持ちで、そして、長い時間のアドレスをとらないで行ってください。
かなり簡単にボールが出るはずです。
グリーン周りのバンカーからのショットは、通常エクスプロージョンショットで、直接ボールを打たずに、砂を飛ばし、その砂にボールが押されて飛んでいくわけですから、ある意味では、直接ボールを打たなくていいので、気楽なショットと言ってもいいのです。
ただ、多くのゴルファーは、砂を飛ばす練習ができませんので(公園の砂場なんかいいのですが)、バンカーショットが難しいものになっているのです。
ガードバンカーから、ピンに1クラブ以内に寄せようとすれば、かなりの練習量が必要ですが、グリーンに乗せるだけなら、そんなに難しいことではないのです。
もう1度繰り返しますが、スタンスの中央付近の砂を何度か飛ばしたください。
そして今度は、スタンスの中央付近にボールを置いて、ボールのことは意識しないで、砂を飛ばしてください。
簡単にボールが出ると思います。
なお、同じフェースの開き具合でも、砂を低く飛ばそうとすれば、ボールは低く飛び出し、砂を高く飛ばそうとすれば、ボールも高く飛び出します。
バンカーショットを苦手にしないための唯一の方法は、砂を飛ばす場所を見つけることだと思います。