スイートスポットの違い

ゴルフ理論(道具編)

写真は、私が使っているフラットバックの3番アイアンと、ポケットキャビティの3番アイアンです。

そして、フェースの中央に黒い点がありますが、それはそのアイアンのスイートスポットの位置を表しています。

スイートスポットの位置によって弾道が変わる

私が使っている3番アイアンは、両方ともロフトが20度で、シャフトも同じダイナライトゴールドのS300が入っています。

クラブの長さも38.5インチで、スイングウエートもほぼ同じ、すなわちスペックは同じなのですが、ショットするとボールの高さは、ポケットキャビティの方がかなり高くなります。

そして、飛距離もポケットキャビティの方が5ヤードからもう少し飛びます。

ここで言えることは、今の私のヘッドスピードや技術では、ティーアップしたボールではなく、フェアウェイからショットする場合は、十分な距離が出ていないかもしれません。

では、何故フラットバックのアイアンを入れているかと言えば、風の強いシーズンの時、低い弾道が必要な場合に使っています。

ただ本音を言えば、もっとスイングをしっかりして、ポケットキャビティと同じ飛距離をフラットバックで打ちたいです。

何故、スイートスポットの位置が違うと弾道が変わるのか

これをわかりやすくイメージするために、以下のことを頭の中で描いてみます。

フラットバックのスイートスポットとポケットキャビティのスイートスポットの中間でボールを打ったとします。

フラットバックの場合は、スイートスポットのほんの僅か下でボールを打ち、ポケットキャビティの場合はスイートスポットのほんの僅か上でボールを打ったことになります。

フラットバックの場合は縦方向のギア効果で、ヘッドがロフトを立てる動きをするので、打ち出し角度が少し低くなり、バックスピンは少し多くなります。

ポケットキャビティの場合はその逆で、ヘッドはロフトが多くなる動きをするので、打ち出し角度が少し大きくなり、バックスピンは少し減ります。

これが、スイートスポットの位置の違いによる弾道の変化が起こる仕組みです。

インパクトは一瞬なのですが、その短い時間の中で、クラブヘッドが微妙な動きをすることで弾道が変わる、少し不思議な気がします。

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