温故知新1

ゴルフ理論(考え方編)

写真は、昭和10年ごろに作られたゴルフクラブで、「ベン・セイヤーズ」という名前のクラブです。

シャフトはスチールで、1930年代にスチールシャフトが登場したと、昔本で読んだことがありましたので、このアイアンについているものは初期に作られたスチールシャフトなのでしょう。

スポーツ科学なるものを、少しづつ勉強してきて、どうも上手く説明できないことに時々出会うことがありますが、昨年あたりから、日本に古くから伝わっている「武術」の教えの中に、大きなヒントを何度か見るうちに、昔から言われえいる「金言」「名言」を振り返りながら、現代のゴルフに大きな「教え」があるのではないかと最近考えていましたので、ホームページがリニューアルされたので、「温故知新」を数回にわたって書いてみたいと思います。

1.「ちょっとした見栄が、ゲームを大きく崩す」・・・アーノルド・パーマー

アーノルド・パーマーは、ゴルフをビッグビジネスにした最大の立役者で、輝かしい記録を残し、いまだに凄い人気を誇るアメリカのヒーローです。私はこの言葉が好きで、自分がプレーしているとき、よく自分に言い聞かせています。

ティーショットをミスして、ピンまでは200ヤード近く残っており、しかもグリーンの手前には池があります。

ここで、大胆にもピンを狙うのは、「勇気」ではなくて、「見栄」ではないでしょうか?

3オンではなく、2オンしたい、これが「見栄」なのでしょう。

無謀にもピンを狙ったり、グリーンを狙うのは、「見栄」がさせる行為なのでしょう。

「見栄」がもたらした無謀なショット(無謀なショットが成功したためしは、私にはありません)が、そのあとのゲームをボロボロにします。

彼の教えは、本当に貴重です。

2.ゴルフはミスのゲームである・・・ボブ・トスキ

ボブ・トスキは、トーナメント・プレーヤーとして活躍したあと、ティーチングプロとしても多方面で活躍した人です。

この言葉も、コースでプレーするとき、自分に言い聞かせる言葉です。

もし、ハンディキャップが15であれば、1ランウドの間に、けっこうなミスを15回してもいいですよ、ということでしょう。

ところが、1回ミスしただけで、嘆く、悔しがる、悩む、という人が多すぎると思いませんか。

練習場でナイスショットを100%打てる人であれば、ミスを考えなくてもいいかもしれませんが、コースのほうが練習場よりも、ナイスショットが打ちにくいのです。

緊張感があるし、またライも平らでないケースもあります。

ゴルフはミスショットが多く出るゲームだと理解しておれば、ミスが出た時も大きく動揺したり、次のショットの判断を狂わしたりしなくなるのではないでしょうか。

常に頭に入れておきたい言葉です。

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