ゴルフ理論(考え方編)
グリーン上で、同伴プレーヤーのボールが自分と同じライン上にあり、そのプレーヤーが先にパットする場合、その転がりを参考にすべきか、ということですが、私は全く参考にしません。
その理由を述べます。
他人のラインを参考にしたとき
20年ぐらい前までは、アマチュア競技やオープントーナメントに参加していました。
殆どの場合、競技会場には車で行くので、その日のゲームが終わった後は、車の中ですることは、たいていの場合反省です。
つまり、本当にうまくいったというゴルフをほとんどしていないのです。
反省の多くはパッティングミスだったように記憶していますが、他人の転がりを意識したときに、短いパットを外していることにある時、何となく気づきました。
先にパットした人のボールが少し右に曲がったとき、自分が読むラインはストレートなのに、右に曲がるのではないかという気持ちがどこかにあり、その「迷いの気持ち」のままストロークすると、パットが外れる可能性は極めて高いように思います。
ボールにかかるスピンは同じではない
他界した私の父親は、パッティングがかなり上手く、多くの試合で優勝したのですが、私のショップにある写真のパッティングマットは5mあり、ここで父親がパットすると、ボールがおかしな回転をします。
そして、私がパットするときれいな順回転で転がります。
パッティングで、順回転以外のスピンがかかるなど、全くの想像外でした。
その頃、よくプロのトーナメントに出かけていたので、顔見知りの女子プロにパッティンググリーンで、ボールのマークをラインに合わせてストロークしてもらうと、たいていのプロは順回転で転がって行きますが、時々私の父親のような変速の回転がかかるプロがいました。
グリーン上には、小さな凸凹があるし、スパイクマークもあります。
そして、スピンも人によって違います。
これらを考え合わせると、私は他の人が打ったボールの転がりを参考にする気にはなれないのです。