冬は飛距離が落ちる?

ゴルフ理論(身体編)

今年の冬は、本当に寒いのですが、寒い日にラウンドすると随分飛距離が落ちます。

アイアンの番手で言うと、1クラブか1クラブ半ぐらい距離が落ちることがあります。

この飛距離の低下の原因として考えられるのは、気温が下がり、その影響でゴムで出来ているボールの反発力が悪くなり、ボールが飛ばなくなると考えがちですが、それはあまり関係ないようです。

数年前、ボールメーカーの開発に携わっている人と、気温とボールの飛距離のことについて話したとき、多少の影響はあるが、それほど大きなものではないということでした。

ボールの温度が5度と28度の時の飛距離の違いは、1.5%ぐらいしかないそうです。

300ヤード飛ばす人で、4,5ヤードぐらいの飛距離の低下に過ぎません。

皆さんの多くは、そんなことはないのでは、と思いの方は大勢いると思いますが、私も話を聞いた時、本当にそうかなと思っていましたので、ゴルフ場で実験をしてみました。

とある実験をしてみました

1月か2月のあまり暖かくない日でしたが、ドライバーを打ったあと、乗用カートにのりボールの地点まで運転して行き、1,2回素振りをしたあとすぐに7番アイアンでボールを打ちました。

寒さと、カートを運転していて筋肉が冷えていたせいなのか、あまりいいスウィングが出来ず、ナイスショットではありませんでした。

そして、打った地点からボールの止まっている所まで歩測をしたら、だいたい148ヤードでした。

今度は違うホールで、ドライバーを打ったあと、250ヤードか260ヤード先にあるボールの地点まで、かなりのスピードで走っていき、さらにボールの止まっている所を通過して、100ヤードぐらい先まで走り、そこでUターンして、ゆっくりしたジョギング程度のスピードでボールの地点まできて、7番アイアンでショットしました。

アドレスした時は、当然息も上がっていて、ハァハァと肩で呼吸しながらスウィングしたのですが、400ヤード以上も走ったので、うっすらと汗が出るぐらいの状態になっていました。

スウィングもスムースにでき、ナイスショットが出て、飛んでいったボール地点まで歩測したら、なんと165ヤードぐらい飛んでいました。

夏の飛距離とあまり変わらないのに、私自身ビックリしました。

冬の時期に飛距離が落ちるのは、筋肉の温度が下がるのが1番の原因だということがわかり、寒い日などは、写真のような風を通さないスラックスをはいたりします。

このスラックスをはいてプレーしていて、日が差してくると汗が出てくることもありますが、飛距離低下を防ぐには、特に下半身の筋肉の温度を下げないことだと思います。

1度試してみてください。

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