オリンピック

スポーツの本質

パソコンのハードディスクが壊れて、仕事ができませんでした。

パソコンは壊れないだろうと甘く考えていて、データなどバックアップしておらず、また、1台のパソコンだけでは、故障があるときはまったくのお手上げになると、今回は本当によくわかりました。

仕事の中でパソコンが占める割合が大きくなってきたので、これからは仕事に支障が生じないように、万全の体制をとりたいと思っています。

24日の早朝、フィギィアスケートの荒川選手が金メダルを取り、テレビを見ていて本当に感動しました。

この日は、日本ゴルフフェアに行く日だったのですが、荒川選手がトップに立ったので、家から出るに出られず、乗る新幹線を大分遅らせて、表彰式まで見てしまいました。

本当にうれしかったのですが、それは下記に述べることに関係していて、「本当によくやった」と叫びたかったです。

スキーのジャンプで起こったルール変更

オリンピック、特に冬季オリンピックの競技において、採点方法やルールなどがよく変更になります。

スキーのジャンプで、原田選手がスキー板の長さが少し長くて失格になりましたが、そこではじめて知ったのは、体重によって使用できるスキー板の長さが変わるという規則です。

体重が軽い選手ほど、短いスキー板を使用しなくてはならないというもので、スキー板が短くなればなるほど、浮力が少なくなり、当然飛距離は伸びなくなるのでしょう。

ニュースでやっていましたが、ずいぶんと細かく体重が分けられていて、58kg、59kg、61kgなんていう数字がテレビに出ており、「何じゃこりゃ」という感じです。

長野オリンピックで、日本の選手がスキーのジャンプで大活躍をして、ずいぶん盛り上がりましたが、その後、身長によってスキー板の長さが規制されました。

すなわち、背の低い選手は短いスキー板しか使用できない、欧米の選手に比べると、日本の選手は背が低いので、不利なスキー板を使わされるわけですが、日本の選手たちはこれを克服すべく、体重を落として浮力を得ようとしたわけです。

体重を落としながらトレーニングを続けるなんて事は、ものすごくつらいことだと思いますが、それを乗り越えて、またよい記録を出した選手達は、尊敬に値すると思います。

その次のルール変更は、体重制限。このルール変更は、特定の人間によい記録を出させないためのもの、こう断言してもよいでしょう。

これらのルール変更に携わっている人たちは、「すばらしい技術」を、すばらしいと認める心を持っていないのでしょう。

大切なのは「志」の高さ

ある本を読んでいたら、こう書いてありました。

人間には2種類ある、じぶんよりすぐれた人物がいたら、努力してそこまで上がろうとする人間と、その優れている人物を、自分のレベルまで引きずりおろそうとする人間である、当然前者の人間になるべく努力しなければならない。

ルール変更を頻繁に行っている人は、当然後者の人間に属するのでしょう。

荒川静香選手は、ルール変更によって「イナバウワー」という技がおおきく加点されなくなったにもかかわらず、オリンピックの大観衆の前でそれを披露した、彼女の「志」の高さが、大観衆を魅了し、そしてほかの選手を圧倒してのではないでしょうか。

彼女を、本当に誇りに思います。

タイトルとURLをコピーしました