打感

ゴルフ理論(道具編)

ゴルファーがよく口にする言葉です。

「このドライバーは打感がいい」なんていいますが、ゴルフアーにとって打感は大事なようです。

アイアンヘッドの材質で、代表的なものは軟鉄とステンレスですが、私なんかは鈍感な方なので、軟鉄で作ったウェッジと、ステンレスで作ったウェッジを打ち比べても、「打感」もかわらないし、ショットの結果もかわらない気がします。

プロゴルファーのほぼ全員が軟鉄のウェッジを使用していますが、選ぶ理由として、ライ角、ロフト角の微調整もありますが、やはり「打感」が良いからでしょう。

それでは、何故「打感」を大事にするのか、また、「打感」から得られる情報とは何かを考えてみたいと思います。

パターの打感

「打感」から得られるものは、ショットの成否と、距離感だと思います。

ショットの成否は、アイアンヘッドの素材におおきく影響されることはありませんので、距離感をつかむために、ウェッジでは軟鉄という素材にこだわるのでしょう。

「少し強く入ってしまった」とか、「チョットこすってしまったかな」という感じは、ヘッドからシャフトを通じて手に伝わり、次のショットの反省になるのでしょう。

私にとって、一番「打感」を大事にするクラブは、なんと言ってもパターです。

1本のクラブで、わずか数センチから30メートル以上まで、すべてカバーしなければならないので、パッティングストロークの良し悪しの判断は、「打感」のみです。

この数年、フェースインサートに樹脂などを入れたパターが流行していますが、私の感触では、樹脂のフェースでは、芯に当たったときの「打感」が硬く、芯を外れた時の「打感」に少し近い感じがして、どうにも馴染めず、1度も樹脂入りパターは使ったことがありません。

写真は、数週間前にパターを代えた佐藤丹美です。

彼女のパターは、鉄を真っ赤にしてたたき、それで徐々に形を整え、最後に研磨して仕上げたもので、製作には約1ヵ月半かかります。

私もこのパターを使っていますが、彼女も「打感」の良さが気に入っているようです。

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