「あるある事典」?

ゴルフ理論(考え方編)

最近では、テレビ番組の「あるある大事典」とかいうので、いろいろ捏造があって問題になっていますが、ある意味ではやむをえないという感じがします。

番組の趣旨は、テレビを見ている人たちが、「へぇ〜」と驚くような内容の「新事実」や、「今まで誰も知らなかった方法」などというものを放送するわけですが、そんなに沢山「新事実」や「新しい方法」があるとは思えません。

テレビ番組は視聴率が勝負でしょうから、テレビをみている人を惹きつけなければならないので、誇張された表現から始まって、どんどんエスカレートして、やがては「嘘」にまで到達してしまうのでしょう。

新聞をはじめ、マスコミをにぎわす何億円という横領事件も、最初は数千円から始まって、ばれてしまうころには、とんでもない金額になったのだと思います。

写真はあるゴルフ雑誌の記事ですが、このほかによく目にするのが、「ニュースウィング」の類の言葉です。

セピア色になっているものが多いですが、1940年前後に撮られた、ベン・ホーガンやバイロン・ネルソンのスウィングを時々雑誌で見ますが、彼らのスウィングは、現在のプロに劣っているなんてとても思えません。

ベン・ホーガンのスウィングは、とても躍動感にあふれ、相当なロングヒッターであったことは容易に想像できます。

ただし、彼の場合は、ショットがもの凄く正確で、また、多くのトーナメントに勝ち続けたから、「飛ばし屋」の印象がなかったのでしょう。

スウィングが時代とともに、どんどん進歩していたならば、今彼らのスウィングを見ると、「クラシック」なスウィングだと懐かしく思えるのでしょうが、ベン・ホーガンのスウィングを見て、今これだけのスウィングが出来る選手が、はたしているのだろうかと、逆に思えます。

テレビや雑誌などの、マスコミに登場する記事などが、必ずしも真実ではないということを、認識させてくれた事件だったのではないでしょうか。

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