なぜイップスになるのか?
イップスとは、主にパッティングの時に使われる言葉で、ストロークしようとするとき、手が動かなくなったり、信じられないくらいの短い距離を外したりすることです。
何故、そのようなことが起こるかと言えば、地上1mにある平均台は問題なく渡れるのに、地上10mにある平均台は怖くて渡れないのと同じことです。
もし、落ちたら大変なことになる、と考えるから体が動かなくなるのです。
もしはずれたら、と考えることがイップスの始まりでしょう。
佐藤信人プロが、しばらくイップスだということを知り、長い間上位にこれなかった理由がわかりました。
どうしたらイップスにならないのか、またはなりにくいのか。
長い間プロとして試合に出続けている中で、イップスにならない人の共通点として、結果を素直に受け入れることが出来る、ということが上げられるのではないでしょうか。
思った通りに打って、「入らなかったら、それはしょうがない」と思えることでしょう。
これは、大時な事と思います。
これをすることによって、次のホールに入らなかったパッティングをひきずらなくなります。
次に技術的なことですが、イップスになったら、素振りをすることによって安定したストロークを取り戻すことが可能になります。
プロ野球の王貞治氏は、現役時代にずっーと素振りを続けました。
剣道をしている人も、日本選手権に優勝したあとも、同じように素振りを続けます。

私は学生時代、パッティンググリーンがなかったので、写真にある紙を作って、下宿の中で素振りをよくしていました。
あの頃は、よくパットが入ったのを記憶しています。
素振りは簡単にできますので、軽く見られがちですが、上達するには最高の練習方法だと私は信じております。