よいスコアの出せる人、出せない人(続編)

シンプルに考える

ゴルフに限らず、どんなスポーツにおいても、上手くできる人と、上手くできない人がいますが、上手くできる人は、そのような方法や考え方をしており、間違った方法や考え方をしている人は、沢山練習しても望むような結果は殆どでないように思います。

先週行われた全米オープン選手権で、石川選手が短いパットを何回かはずすシーンを見ました。

カップの内側に当たってボールが外れるのではなく、カップに触りもしないで、カップの横を通過して外れる場面が何度かありました。

それも、ラインはほぼストレートだったものがいくつもありました。

自分も短いパットを何度もはずしますが、後で振り返ると殆どが打ち方のミスです。

自分の狙ったところに、ボールが出ていないだけのことです。

前回も書いたように、石川選手はパッティングストロークの安定を意識して練習しているようです。プロのトーナメントを行うコースのグリーンは相当な速さがあります。

その速いグリーンで、プロが7、80センチのパットを打つ時と、2mのパットを打つ時のバックスウィングの大きさは、倍以上取るかといえば、パッと見は殆ど大きさに差がないように見えるはずです。

では、どこでボールに伝わる力の大きさをコントロールしているかといえば、まさに「感覚」しかありません。

「感覚」を大事にするうち方をしなければ、よい結果は得られないと私は思います。

以前にも書きましたが、去年の夏前ぐらいまで、しばらくの間、バンカーショットがひどいものでした。

バンカーから出ただけ、とホームランの繰り返しが続いていました。

写真は、いま自分が使っているサンドウェッジですが、柔らかい砂専用のウェッジに替えようかとも考えましたが、打ち方を直したら上手くいくようになり、クラブを替えずにすみました。

結局、バンカーショットが悪い時は、ボールの手前の砂の2cmぐらいのところにヘッドを入れようとか、どこにヘッドを落とすかそんなことを考えてバンカーショットをしていました。

先日ラウンドした時、4,5回グリーンの周りのバンカーに入りましたが、1回は1パットではありませんでしたが、残りのバンカーショットは全て1パットで済みました。

いまは、どこにクラブヘッドを入れようとか一切考えていません。

「ボールをピンの方に寄せる」だけしか頭の中にありません。

バンカーショットのやり方を変えた当初は、「本当に大丈夫なんだろうか?」という恐怖心がありましたが、今はかなり慣れてきました。

距離のあるバンカーショットのときは、打った瞬間「ホームランしたかな?」を感じる時があるのですが、結果は大体ピンの付近で止まっています。

体が、砂を薄く取るように動いているのだと思います。

「肩を90度回せ」というように、感覚でない教えが沢山あるようですが、上達を阻害しているのは、間違った教えであることに気づいていただければと思います。

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