ゴルフ理論(考え方編)
写真は、私が今使っているアイアンですが、フラットバックを使う理由の1つに、芯を外してショットしたらすぐにわかる、ということがあります。
フォーム、または技術というものは、常に動く、または変化しやすいものだと思います。
調子が悪い
「今調子が悪い」と口にする人は多いです。
調子の悪い人に、いつ頃から悪いのですかと尋ねると、中には2、3年前から悪いと答える人がいます。
2、3年も悪ければ、調子が悪いのではなく、実力が落ちたと考えるべきではないでしょうか。
調子が悪いという言葉は、調子が元に戻れば、またいいゴルフが出来る、という安心感を自分に与えます。
これが、調子が悪いという状態から抜け出せないのではないでしょうか。
同じ事の繰り返し
調子が悪いと言っている人の中に、同じ練習をくりかえしている人が圧倒的に多いように感じます。
首をかしげながら、またはグチを言いながら同じ練習をしている、だから好転することはないのでしょう。
石川遼プロは、調子が悪いのか?
ショップに来られるお客様から、「遼くんは調子悪いね」と問いかけられることがよくあります。
気心が知れたお客様には、「調子が悪いのではなくて、今のが彼の実力なのではないでしょうか」と答えることがあります。
彼のショットを、飛球線に対して後方から撮った映像を見ると、フォロースルーで、腕と身体の動きの一体感がなく、曲がりそうな打ち方だなと、私には感じられます。
彼の今の成績は、たまたま悪いのではなく、実力が成績に反映されているのだと思います。
技術を追求するときの心構えとして、調子が悪いのか、実力なのかを峻別しなくてはいけません。
本人が、実力が落ちているとはっきり認識したとき、初めて本当の自分に向き合える時ではないでしょうか。