スポーツの在り方

私は、スポーツをするのも、また、見るのも大好きです。

スポーツを通じて、若い人たちが、強く、逞しく、思いやりのある人になってもらうことを願っている1人で、スポーツの健全な発展を、常々考えています。

しかし、スポーツにお金が絡んでくると、「健全」が失われる可能性が出てきます。

今行われている高校野球、「汗と涙の感動のドラマ」なんていうコピーで、テレビで盛んにCMを流しています。

テレビの放映について、昔マスコミの人に聞いた話ですが、例えば、あるゴルフトーナメントを、民放で放映してもらう場合、トーナメント主催者は、テレビ放送局にお金を支払うのですが、NHKの場合はその逆で、NHKの方から主催者にお金を払うそうです(NHKは、今問題となっている受信料を、みんなからもらっているからでしょう)。

そう言われると、大相撲が、年2場所から6場所に増えたことや、高校野球が、夏の大会だけでなく、選抜大会を増やしたのは、NHKの放映を始めた時期と、全く無関係ではないでしょう。

大会に参加している選手は、純粋な気持ちで甲子園を目指し、そして甲子園に出たら、頂点を目指して懸命にプレーします。

その一生懸命さが、私たちに感動として伝わり、多くの人がテレビを観るのでしょう。

しかし、決勝戦近くになると、連日試合が続き、1人のピッチャーが投げ続けることがあります。

勝ち抜くためには、仕方のないことなのでしょうが、身体が十分に出来ていない高校生が、連日かなりの球数を投げることは、狂気の沙汰だと私は思います。

プロのピッチャーが、先発で2日や3日も投げ続けることは、現在では考えられないことです。

つまり、試合日程が良くないのですが、もし、準決勝と、決勝戦の間を1週間開けたら、盛り上がりにも欠けますが、審判や関係者を再度集めたりするのも大変でしょう。

大会を行うことが一番大事なことで、選手の健康ではありません。

また、甲子園に出場が決まった学校の選手は、開会式の少し前に、甲子園の近くで宿泊して試合に供えますが、何故そんな前から旅館に泊るのでしょうか。

私の知り合いで、息子が甲子園に出ましたが、出場が決まったら学校から電話があり、「すぐに100万円振り込むように」と言われ、3回戦か、4回戦に勝った時点で、また電話があり、また100万円振り込むように言われたそうです。

これが、高校生がやるスポーツなのでしょうか?

ゴルフも最近では、中学生や高校生が、学校があるにもかかわらず、トーナメントに出ていますが、彼らの将来が心配です。

毎年、愛知県の豊山町という所で、「イチロー杯」という野球大会があります。

もちろん、主催者はシアトルマリナーズのイチロー選手ですが、大会終了の時の挨拶で、イチロー選手は子供たちの前で、野球だけでなく、勉強をしっかりするように必ず言います。

子供の時に勉強することが、いかに必要であるか、十分に理解しているのです。

長く、広い目で、スポーツを観ていきたいですね。

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