ゴルフ理論(道具編)
ティーアップを高くするのは何故か
ショップの2階の練習スペースには、ドライバー用のゴムティーが3種類用意してあります。
短め、やや高め、かなり高めです。
低めのティーは、私が使っている小振りの400ccのドライバーでセットすると、ボールの3分の1ぐらいヘッドの上にでます。
やや高めのティーでセットすると、ボールの3分の2ぐらいが上にでます。
殆どの人は短めのティーを使わず、高めのティーで練習しますが、何故高めのティーを使うのかその理由を聞くと、「高めの方が打ちやすい」という返事が来ます。
どこに打ちやすさを感じるのか、長い間その理由が分かりませんでしたが、最近ではその理由が少し分かった気がします。
テンプラショットは、ボールの下側を打って、高くボールが上がっていくショットのことですが、高いティーアップをしていれば、テンプラを打ってもクラブヘッドが地面をこすることはあまりありません。
地面をこすると、クラブのソールに傷が付くので、高めのティーアップをした方が、クラブの損傷を防げる、そこが「打ちやすさ」の秘密のような気がします。
高いティーアップをする人のスイングの特徴
一言で言えば、ヘッドアップしているスイングになりやすくなります。
高い位置にあるボールを打つために、上半身が早く起きる(または、あおる)打ち方になります。
そして、このスイングは、ドライバーだけでなくアイアンも同じ打ち方になりやすくなります。
アマとプロの違いは色々ありますが、1番顕著に現れるのがボールの見ている時間です。
多くのプロは、フォロースルーまで下を向いています。
ボールをジャストミートするためには、しっかりとボールを見る必要があります。
高いティーアップをするプロはたまにいますが、多くのプロはそれほど高くありません。
ジャストミートするためのティーアップの高さを考えて、そして見つけてみて下さい。