無責任なアドバイス

店長の視点(AMATEURISM)

あふれている「無責任なアドバイス」

他人が言ったこと、メディアが発信した情報を、検証したりせずに、あたかも自分の考えのように他の人に伝えることは「無責任なアドバイス」に当たる場合があります。

写真は、今私が使っているフラットバックのアイアンですが、まだあまりゴルフをやっていない人が、フラットバックのアイアンを買おうとしてる時に、その友人が「そんな難しいクラブを買わない方がいい」というアドバイスが、「無責任なアドバイス」になる場合があります。

アドバイスしたその人が、以前フラットバックのアイアンを使い、打ちづらくて随分苦労した経験があるなら、それは「無責任なアドバイス」には当たりません。

そうではなく、多くの人が「フラットバックは難しい」と言っているので、試すこともしないで、他人に「フラットバックは難しい」というのが「無責任なアドバイス」になります。

「無責任」でなくなる時

飛距離が落ちた、と悩んでいる人のスイングを見ていると、多くはフィニッシュまでクラブヘッドを振り切っています。

シャフトが背中に付くように、クラブを動かしています。

その人に、「何故そのようなスイングをするのか?」と聞くと、「みんなが、しっかりと振り切らないと飛ばない」というので、こうやっているのだと答えます。

飛距離を出すためには、インパクトでクラブヘッドのスピードが速いことが不可欠ですが、フィニッシュまでクラブヘッドを振り切ると、インパクトが速くなるのでしょうか?

フィニッシュまで振り切って「飛距離が出ない」と悩んでいる人は、やり方のどこが間違っているのでしょうか?

振り切ることと、インパクトの速さは全く関係ありません。

よい例が、バッバ・ワトソン選手です。

彼は全く振り切っていません。

インパクトで速さを出すためには、インパクトで身体、または下半身を止めることで、クラブヘッドが加速されます。

ゴルフの調子を落としている人の多くが、「無責任なアドバイス」の被害になっています。

多くの人が口にするから「正しい」のではなく、多くの人が言うのであれば、それを疑う必要があるかもしれません。

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