ゴルフ技術は、進歩しているのか

店長の視点(AMATEURISM)

ゴルフの動きは特殊か

ゴルフの技術は、半世紀前に比べるとかなり進歩したかといえば、殆どしていないと私は考えますが、その理由を述べていきます。

ゴルフの打ち方は、他のスポーツや作業に比較して、特殊性があるかと言えば、殆どないと言えるでしょう。

ホッケーは、クラブに似た道具で、地面にある物体を自分の狙った方向に打ち出しますが、基本的な動きはゴルフと同じです。

ホウキで地面にあるゴミを掃く場合、左手1本で作業する場合や、右手1本で作業する場合のホウキを持つその握り方は、グリップと殆ど同じであることに気づくでしょう。

重力のある地球上で、スポーツや作業を行うときに、より効率的に力を出す方法は本質的に同じだと思います。

身体が倒れ込む力を利用したり、地面を蹴ってその地面から返って来る力(地面反力)を利用するなど、同じ仕組みで作業をしたり、様々なスポーツを行っています。

新製品は売りやすい!?

ゴルフの打ち方に関する本を出版する場合、何か新しい言葉や、新しいスイングがあればあるほど、読者の興味を引くはずです。

昔「ショルダーターン」という言葉が流行ったことがありますが、それは下半身を固定して、肩の回転だけでボールを打ち抜く、そうすれば安定したショットが打てる、というものでした。

それを忠実に実行して練習を重ねていたお客様がいましたが、飛距離がかなり落ち、それに加えてボールストライキングもかなり悪くなっていました。

ある時、よほど調子が悪かったのか私にスイングを見てくれと来たのですが、「ショルダーターンでボールを打つのは間違っていますよ」と言っても、聞き入れる気配がありません。

私の言葉より、雑誌に書かれている方が正しい、と思うのは当然かもしれません。

雑誌の記事を書く人は、その雑誌をいかに沢山売るかが一番の関心事であり、記事を読んだ人のことは、はっきり言ってどうでもよいのでしょう。

距離がでないとか、スコアがよくないというお客様はよくみえます。

不調を抜け出すきっかけの1つとして、写真のような昔のプロが言った教えを深く考えてみる、私はそれをお勧めします。

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