上達の停止

ゴルフ理論(考え方編)

最近、このホームページ自体のデータ量が多くなりすぎたらしく、上手く作動していない所があるのですが、早急にホームページの構成内容を変えますので、しばらくお待ちください。

「上達の停止」は、プロ、アマを問わずに、頻繁に見られることです。

ゴルフの好きな平均的アマチュアを想定すると、ラウンド数は、月1,2回、練習は週1,2回ぐらいではないかと思いますが、このぐらいのペースでゴルフを続けると、個人差はありますが、3,4年でピークがくるように思います。

ピークが来るということは、そこで上達が止まるということです。

3,4年たつと、コースでのプレーにも慣れ、ある程度、ゴルフが分かった感じがするときなのでしょう。

その後も、続けて練習はするのですが、時々はいいスコアもでることもありますが、一年単位でスコアの平均をとると、あまりスコアが良くなっていないことが多いのではないでしょうか。

プロを見ていても同じことが言えます。

20代前半でプロテストに受かり、それから10年たっても試合に出れず、予選会のスコアを見ても、73,74,75ぐらいのスコアでラウンドしている選手は大勢います。

これは、以前にも書きましたが、長く続けていることの、悪い意味での「慣れ」が生じてくるのでしょう。

これが、練習に対して集中力を欠いたり、新鮮味がなくなって、マンネリ化した練習になったりするのでしょう。

長い間、どうして上達が止まるのか、私の中での大きなテーマでした。

ただ、集中力を持って練習に励めといっても、なかなか出来ることではありません。

そこで、たどり着いた1つの結論は、新しい技術を1つだけ身につけるということです。

たとえば、スライスはよくでるが、フックボールは打てないのなら、とにかくフックボールが打てるように、練習します。

最初から上手く打てるはずはありませんが、とにかく左に曲がりさえすればよい、そのぐらいの大雑把な考えで始めればよいと思います。

これが練習に、集中力を生んでくれるのです。

イチロー選手の言動を見ていても、やはり同じ考えを持っているなと思います。

「今年は外角低めのゾーンを、ボール1個分だけ広げる」と話すことは、新たなことに挑戦して、集中力の維持を図っているのでしょう。

上達を望むなら、特別に難しい技術である必要はなく、今の自分に必要なショットを、1つだけ練習することで、上達を抑えている「壁」を破れるのではないでしょうか。

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