ゴルフ理論(考え方編)
練習して上達できるのか?
多くの人は、ゴルフの上達を願って練習場に行くのですが、3年や5年前に比べて上達したなと実感できる人は、いったいどのくらいいるのでしょう?
ある程度長くゴルフをしていれば、時には良いスコアが出るときはありますが、多くの場合は長く続かないようです。
私のお客様でアマチュアの競技に出ている人も何人かみえますが、競技で良い結果を出したときは、その報告をしに来店され、結果に対する満足と、少し自信めいた感じで話をされますが、多くの場合やはり長く続きません(自分の場合もそうでした)。
厳しい言い方ですが、実力がアップしたのではないのです。
平成の時代に入ってから、私はアマチュアの競技に出ていました。
1年間のスコアを全て付けていましたが、平均スコアは77台後半から78台中盤ぐらいで自分のハンディからすると、もの足らなく思っていました。
ただ、平成6年は初めて76を切って、75.9いくつかだったのを覚えています。
この年は、何を変えたのかというと、ドライバーをフェアウェイの真ん中に打つようにしただけです。
それまでは、ピンの位置によって、フェアウエィの左側や右側と狙ってドライバーを打っていたのですが、自分にはそれほどのコントロールがないことに気づき、戦略を変えました。
練習の目的は何か?
練習をするときの気持ちとしては、漠然と上手くなりたいとか、ナイスショットを打ちたいと考えてボールを打っている人がかなり多いのではないでしょうか。
はっきりと、ここを直すと決めて練習している人は、意外と少ないように思います。
それと、ここを直すと決めた練習を、1回や2回の練習で終わりにしている人が多いように感じます。
今まで自分がやってきたことや、多くのゴルファーを見ていると、一つの癖を直すのに途方もない練習量や時間がかかることに気づいてないようです。
癖が直るはるか前に、癖を直すという作業をやめてしまい、次の新しい練習を初めてしまうので、悪い癖はずっとスイングに残ったままとなり、これが上達を妨げているように思います。
一人で練習をしていると、そこまで我慢強く同じ事をやり続けるのは、不可能に近いことかもしれません。