店長の視点(AMATEURISM)
6インチリプレース
「Play the ball as it lies」
ボールはあるがままの状態でプレーする。
ゴルフの大原則でしょう。
しかし、冬場などは芝の状態があまりよくない場合は、6インチリプレースが認められることがあります。
ある程度楽しくプレーするためには、必要と思います。
今日はノータッチでプレーしましょう、となっていても、ボールがディボットの上にあると、少し動かして、いいライからプレーしたくなる気持ちも理解できます。
しかし、私も長くゴルフをしていますが、バンカーの中のボールを動かした人は、今まで見たことがありません。
当然と言えばそうですが、6インチリプレースが認められるのはスルーザグリーン(ハザードとグリーン以外の場所)なので、ボールがバンカーの中で目玉状態でも、あきらめてショットするしかないわけです。
大事な局面を乗り切るには
私は長くゴルフをやってきましたが、大事な局面で自分の弱点であるショットをしなくてはならない時は、必ずといって良いほどミスをしてきました。
例えば自分がバンカーショットを苦手としているとき、いいスコアでプレーを続けていて、終盤のホールでバンカーにつかまり、そこでバンカーショットをミスして、残りのホールはガタガタになってしまった、そういうケースです。
「想像は意思より強い」、よく思う言葉ですが、ミスをしてはいけないという心理状態でショットするから、想像したミスが出るのです。
プロのトーナメントを見ていても、ミスを想像(嫌がって)して、ミスショットをしているのを時々見かけますので、我々アマチュアがミスを想像するな、というのは酷な話でしょう。
例えば、悪いライからのショットが苦手ならば、難しいクラブでショットの練習を繰り返したらどうでしょう。
写真はフラットバックアイアンの3番アイアンですが、フェース中央の高さは41mmぐらいで、ボールの直径より小さいのです。
こういう練習をすることによって、弱点を完全ではなくても、ある程度減らせばピンチも乗り切れるように思います。