店長の視点(AMATEURISM)
昨年に引き続き、ルーク・ドナルド選手がダンロップ・フェニックストーナメントに出場し、2位に6打差という圧勝で優勝しました。
これぞ本物のゴルフというのを披露していただき、堪能した数日でした。
無理のない「動き」
彼のスイングで、私が一番気に入っているところの1つに、写真のようにフィニッシュでシャフトと首、または背中と少し間隔が空いているところです。
これはドライバーショットでも同じようなフィニッシュになっています。
よく言われますが、「フィニッシュでシャフトが首に巻き付くように」とか「シャフトが背中に当たるように」とかいう意見がありますが、ジュニアゴルファーが思いっきりボールを打つときなど、彼らは上半身に力がなく、また身体も柔らかいので、そのようなフィニッシュになることは問題ありませんが、そのような形を意識的に作ることは、良い結果を得ることは難しくなります。
普通の大人が、ボールを正確に打とうとすれば、そこまで大きなフィニッシュにならないと考えるべきでしょう。
ショーマンシップを持った堅実なプレーヤー
今回のトーナメントでも、最終ホールを迎えたとき、2位に6打差があるにもかかわらず、ロングホールの2オンを狙いました。
結果は少し右に曲がり、パーでホールアウトしましたが、観客に喜んでもらおうとする意志を十分に感じたプレーでした。
昨年のトーナメントでも、最終ホールで2メートルぐらいのバーディーパットを入れたとき、彼にしてはめずらしく大きめのガッツポーズをしましたが、少しでもお客さんに喜んでもらおうとする、彼のショーマンシップも表れです。
チャンピオンにふさわしいゴルフを続けながら、観客にも気配りをする、本物のプレーは、何度見ても感銘を受けます。