年末ぎりぎりになりましたが、今年最後の四方山話をおくります。
前回に続いて、タイガー・ウッズについてですが、私のような1アマチュアが、タイガーについて批判的なことを書いたりすると、「お前は何者だ!」と思われるかもしれません。
地元のゴルフ雑誌に、3,4年ほど連載をしていましたが、2003年のタイガーの予測として、メジャーに勝つのは難しい、そしてその理由はスウィングがよくないと書いたら、お叱りの手紙が来ました。
タイガーは今年、これ以上勝てないとこのコーナーで書いたのが、6月でしたが、メジャートーナメントが近づくと、マスコミに出てくる優勝候補のなかには、必ずタイガーの名前がありました。
そして、11月ごろになって、アメリカのツアーが終わったら、色んな雑誌に、「タイガーのスウィングはおかしい」と言う記事が出てきましたが、フェニックスで勝ったとたんに、今度は「タイガー復活!」に変わりました。
ゴルフやスポーツを専門的に研究している人が、記事を書いているのではないので、それは仕方ありませんが、孫正義氏の言うように、「清く、正しく、強く」このコーナーで発言を、来年もおこなっていきますので、ご批判、ご叱責、よろしくお願いします。
フォロースルーで感じる違和感
USツアーの最終戦や、フェニックスでのタイガーのプレーぶりを見て、気になった事の1つに、ボールを打つ前の素振りで、クラブヘッドを目標方向へ真っ直ぐだし、高いフィニッシュを取るような動作をしていました。
素晴らしい慧眼の持ち主である青木功プロは、テレビでそのことを褒めていましたが、私には「不自然な動き」としか見えません。
クラブヘッドがフォロースルーで抜けていく方向は、背骨に対して直角であると私は思っています。
それは、遠心力の方向で、スウィングは背骨を中心として回転しますので、両腕や、クラブヘッドに余分な力を加えなければ、背骨に対して直角の動きをするはずです。
デビュー当時のタイガーは、まさにその「動き」をしていました。
また、ショットメーカーといわれるプレーヤー達のフォロースルーを見ても、殆どが背骨に対して、直角の角度をもったフォロースルーをしています。
デビュー当時の衝撃
タイガー・ウッズについて意見を述べると、なかなか止まりません。
それは、初めてテレビでタイガーを見たときの、強烈なプレーぶりと、これからも抜群に強い存在であってほしいとの思いからでしょう。
デビューしてからしばらくの間は、本当のSuper Starでしたが、現在は、One of strong playersだと思います。
2005年も、タイガー・ウッズについて始めます。
まだまだ、書きたいことが山ほどありますので。
最後に、1997年のフェアウェイキープ率と2004年のそれを紹介します。
97年は、68.6%でランク96位、04年は、56.1%でランク182位で、殆ど最下位のほうです。
飛距離が落ちて、正確性も悪くなっています。
データから見ても、やっていることが間違っているような気がします。
皆様、本年度は有難うございました。
良いお年をお迎えください。