スイングに悩む人
スイングがおかしいから見てほしい、といわれる人は、大まかに2つのグループに分かれれます。
1つは、始めてからそれほど年数がたってなく、ひどいダフリやトップがでて、まともにボールに当たらないケースです。
もう一つのグループは、ゴルフを10年以上やっていて、ハンディキャップは10前後から20ぐらいまでで、なかなかハンディキャップがあがらなく、時々大叩きをするとスイングの相談にこられる人たちです。
「自分のスイングがどうなっているのか、全くわからない。」と、悩みはかなり深刻のようです。
スコアより飛距離優先
私のお店には、写真にあるヘッドスピード、ボールの初速、打ち出し角度、サイドスピン量などが計測できる装置があります。
先ほどの分類した後者の人たちに、この装置で計測を始めると、自分のヘッドスピードがどれぐらいなのか、それのみに興味が集中するようです。
私は、あまり長い時間、計測をしない方がいいですよ、と言うのですが、ずっーとやっている人が大半です。
長くやると、力むようになるからです。
計測しながら、「最高のヘッドスピードが出た」と満足そうに言うのですが、ヘッドスピードは数字上速いけれど、スウィートスポットから外れてショットしている場合が多く、コースではそれほど飛んでいないはずです。
心から上達を望んでいない
上達できないと悩んでいる人から,「どうしたら芯に当たるようになるのか?」と質問を受けたことがありません(私の記憶にないようです)。
少しボールに当たるようになると、思いっきり振り回して、少しでも遠くへ飛ばそうという練習に変わります。
スイングを修正しても、すぐに調子が悪くなるのは必然のように感じます。
ロングドライブと良いスコアの価値は、人によって違うのでしょうが、本当に上達を望むのであれば、普段の自分の練習の内容を考えてみてはどうでしょうか。