クラブのシャフトには、超軽量カーボンから、スティールまでさまざまな重量のものがあります。
さらに、グリップも、30gの軽いものから、一般的な50gぐらいのものまで、バリエーション豊富です。
ですから、超軽量のドライバーと、タイガーが使っているようなスティールシャフトのドライバーでは、振った感触には大きな差があります。
ここで重要なことは、軽いクラブと重いクラブを使い続けて場合、スウィングに変化が生じることです。
人間はロボットと違うので、クラブの重さに対応して、体の使う箇所が変わってきます。
例えば、バトミントンのラケットとテニスのラケットは、同じような形をしていますが、ラケットの重量はかなり違います。
バトミントンのラケットは、手先で振りやすい重量ですが、テニスのラケットは重いため、全身を使った方が振りやすいでしょう。
では、バトミントンのラケットを、全身を使って振れるでしょうか?おそらく軽すぎて、振りにくいと思います。
大きなパワーを出すためには、足腰を有効に使わなくてはならないので、フットワークを使いやすい、自分に適した重量のクラブがあるはずです。
試打クラブなどを使用して、練習場で何発か打ってみたり、ラウンドしてみると良いでしょう。
重めのクラブを使用しても、意外と飛距離が落ちないことに気が付くことがよくあります。
自分に合うクラブの重さとは
お客様と接して思うことは、年齢を重ねてきて、距離が落ちてきた場合など、消極的になりすぎる傾向があります。
「年を取ったから、もう軽いクラブしか振れない」ということで、どんどん軽いクラブに変えて、ますます、飛距離の低下を招いている人を見かけます。
私の知っている人で、60歳を過ぎてから、練習にスティールシャフトのドライバーを使い、20ヤードほど飛距離を伸ばした方がみえます。
あまり弱気にならないでください。
重いクラブのもう1つのメリットとして、方向性の向上が考えられます。
肘から先は、人間の体の中で一番動きやすい部分ですが、この部分を多く使うことは、コントロールを害する恐れがあります。
クラブの重さによって、手先の動き過ぎに制御を加えることが出来ます。
自分にとって、一番良い重さのクラブを見つけてください。