シャフト

ゴルフ理論(道具編)

シャフトの役割

「手元剛性を抑え、中間部から先端部にかけて剛性を高めることで、切り返しでのタイミングの取りやすさとヘッドの過度の走りすぎを抑え、インパクトで手応えが欲しいヒッタータイプに最適な設計になっています。」、「インパクト時のブレを抑え、芯のある深く厚いインパクト感に、さらに弾き感を高め、方向性と飛距離性能をアップ。」etc、、、、、

これは、シャフトメーカーの製品説明ですが、この説明を読んでどんなシャフトなのか私にはイメージ出来ません。

シャフトの宣伝としては、飛距離がアップすることと、ミスヒットしても飛距離のロスが抑えられ、そして曲がりも少なく出来る、この2つが「売り」となることは間違いないでしょう。

今まで、本当に沢山のシャフトを試してきました。

ミスヒットしても飛距離のロスや方向性もあまり損なわない、というかなり高価なシャフトを自分のドライバーに入れ替えてラウンドしてみると、何となく少し飛んでいるような気がするし、ヒールに当たったとき、いつもより曲がりが少ないような気がします。

ただし、ここで大事なことは、あくまでも「何となく」であって、はっきりと実感したものではないと言うことです。

「画期的」なものははっきりと実感できる

今から14、5年前に、タイトリストがPRO V1をいうボールを発売したとき、ゴルフ雑誌にフィル・ミケルソンのコメントとして、「ドライバーで25ヤード飛距離が伸びた」とありましたが、私は全然信用していませんでした。

ある時、ラウンド途中でPro V1を拾ったので、早速そのボールを打ってみると、25ヤードとはいきませんでしたが、かなり飛ぶし、またバックスピンも十分にかかるので、本当に驚きました。

写真は今自分が使っているドライバーで、シャフトはGrafalloyのPrototypeというもので、12,3年前に発売されたものです。

これを今でも使っているということは、このシャフトより飛距離や方向性で、大きく上回るものが自分の周りにないと言えるかもしれません。

ボールはPro V1に直ぐに変えたので、性能の差をはっきりと自分が感じたのでしょう。

ナイスショットは、クラブの芯でボールを打つことですから、インパクトの時ヘッドは余分な動きをしないので、シャフトのねじれが多くても少なくても、弾道に与える影響はあまりないと考えます。

今まで沢山のシャフトを試して思ったのは、ナイスショットしたときはどんなシャフトでも、大きな差はないということでしょうか。

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