子供のスウィング

スポーツの本質

写真は、ショップの2階にある練習場に置いてある、硬式用の木のバットで、途中が折れていて、ガムテープが巻かれています。

私の2人の息子が野球の練習中に折ったのですが、2人とも高校の野球部に属しており、長男はキャプテンをしているので、がんばっていますが、最近ボールがうまく当たらない、また、当たったとしてもボールが飛ばないと、非常に悩んでいます。

私の家には、スポーツ科学に関する書物が多々あり、それが長男に「悪い影響」を与えたようです。

長男自身も本屋さんに行って、バッティングの技術に関する本や、トレーニングに関する本を買ってきて、色々と研究しているようですが、完全に「頭でっかち」になっていて、スウィングそのものがぎこちなく、当然ボールも飛びそうにないフォームになっています。

スウィングの本質

数日前、昔の写真を見ていたら、2人の息子が小学生のときに撮った、バッティングの写真がありましたが、それを見ると下半身を大きく使った、非常によいフォームをしていました。

私の古いアルバムにも、私が小学校6年生ぐらいのときに写してもらった白黒の写真で、インパクトのものがありますが、自惚れではなくかなりダイナミックなスウィングをしています。

「子供は体が柔らかいから、いいフォームになる」という意見をよく聞きますが、いいフォームになるのは、子供の筋力不足がより多く貢献していると私は考えています。

少年用の野球バットでも、ジュニア用のクラブでも、子供にとってはかなり重たいのかもしれません。

それを速く振ろうとするので、力のある下半身を積極的に使うのでしょう。

ジャック・ニクラウスがいうように、「スウィングに関するもののうち、90%以上は下半身に関係している」は、非常に賛同できます。

とことん力を抜く練習をすれば、必ず上達できると思います(が、これを行うことは、決して容易ではないようです。飛ばし=力 と考えがちですから)。

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