製品への絶対の自信
「ピンパター」という言葉は、多くのゴルファーが口にするでしょう。
また、「このパターはピン型だね」という会話も、よく耳にするのではないでしょうか。
「ピン型」というのは、写真のパターのようにヒール側とトゥ側にウェートを集め、ヘッドの中央部分のウェートを極端に減らした形で、こうすることによって、ヒールとトゥ方向の慣性モーメントが大きくなり、フェースがぶれにくくなるのが特徴です。
このモデルのパターは、今から40年以上も前に発売され、その時のモデルと殆ど同じ形のパターが、色々なゴルフメーカーから今も発売されているので、本当に画期的なモデルと言えます。
私のショップもかなり前からピンゴルフの製品を扱っていますが、特に最近不思議に思うことの1つに、ピンゴルフの製品の価格です。
他のゴルフメーカーと比較すると、随分安いのです。
ピンゴルフで1番売れているドライバーは「G10」というモデルで、メーカー希望小売価格は48,000円(消費税込み50,400円)です。
他社に比べるとかなり安いのですが、ヘッドを見てもシャフトを見ても、しっかりしたものを使って作っているなと感じます。
写真にある帽子(アメリカのゴルフ中継を見てると、多くのプロがかぶっています)は、メーカー希望小売価格は2,500円(消費税込み2,625円)で、他社よりも2割前後安くなっています。
少し前、ピンゴルフの本社の人が私のショップに来た時、いろんな話をしているうちにその理由が分かりました。
ピンのクラブを使っているトーナメントプロの名前を少し挙げてみましょう。
ロレーナ・オチョア選手(メキシコ)は、女子プロNo.1であることは説明するまでもありませんが、彼女の強さは桁外れです。
2位に大差をつけて優勝する、それが頻繁にあるから驚きです。
アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)は、昨年度の全米オープンチャンピョンです。
バッバ・ワトソン(アメリカ)は、レフティーの強烈なロングヒッターです。
彼らは「ピンゴルフ」のクラブを使っているのですが、彼らは契約金をもらっていないのです。
「ピンゴルフ」のクラブを使いたいから、使っているでたけのことなのです。
「ピンゴルフ」は、多額の契約金をプロに支払って、クラブを使ってもらうという方法はとっていません。
製品に絶対の自信を持っているから出来るのでしょう。
また、よいものを適正な価格で消費者に提供する、その信念を貫いているといえます。
「偽装」のニュースが多く流れる世の中で、心から信頼できる製品といえるでしょう。