私の経歴⑤

コーリー・ペイビン

今回も、ヒューストンオープンでの話題です。3人のプレーヤーについて語ります。

最初は、コーリー・ペイビンについてです。

私は、1994年にアマチュアとして東海クラシックトーナメントに出場しましたが、その時の招待選手として彼が参加してました。

前夜祭の会場で、私が彼に握手を求めながら「あなたと同じトーナメントに出ることができ、非常に幸せです」と言うようなことを話したとき、彼はすごく丁寧に応対してくれました。

そして、少し驚いたのが、彼の体の細さでした。

アメリカで、賞金王を取るほどの選手なので、もう少しガッチリした体格の持ち主だと、勝手に想像していたからです。

今回、Woodlakeという町のホテルに滞在したのですが、そのホテルは選手が滞在するホテルの1つで、コーリー・ペイビンもそのホテルにいました。

朝、フロントの近くで彼がいたので、昔日本であなたと握手をしたというような話をしたら、以前と同じように、紳士的な応対でした。

ただ、前と比べたら、髪が随分白くなったのと、体格が以前よりよくなっている、という印象を受けました。

ドライビングレンジで、長い時間、真剣に練習している姿を見て、彼はまたカムバックしてくると感じました。

ジョン・デーリー

次にジョン・デーリーです。

初めて彼のプレーを見たのですが、才能の豊かさに圧倒されました。

まず、弾道の高さは、本当に信じられないくらいです。

それでいて、ものすごい飛距離が出るし、また、グリーン周りでのタッチのソフトさは素晴らしいものがありました。

本当に集中してプレーしているし、練習でも真剣そのものでした。

その時、また復活するだろうと感じていましたので、今年の春のトーナメントで優勝したときは、あのときの真剣さから見れば当然だろうな、と思っていました。

練習したから、すぐに結果が出るということはありませんが、努力はやがて身を結ぶということを、彼を見ていて再確認できたような気がします。

マーク・ブルックス

最後にマーク・ブルックスです。

彼を知らない方も多いでしょうから、簡単に戦歴を紹介すると、1996年に全米プロ選手権に勝っており、その年は3勝して、賞金ランキングは6位でした。

そのころは、よくトーナメントの上位のほうに食い込んでいましたが、最近は、あまりテレビでも見かけません。

体格は、コーリー・ペイビンと同じぐらいで、あまり大きくありません。

私がヒューストンを訪れたときは、彼の調子はあまりよくなく、試合の直前までアイアンのロフト角やライ角を調整していました。

試合直前まで、使用するクラブを迷ったり、シャフトを変えたり、ロフト、ライ角などを調整しているプロで、その週の試合によい結果を出した選手をあまり見かけたことはありません。

スウィングの迷いが、そうさせているのではないかと私は思います。

ただ、今回のヒューストンオープンでは、マーク・ブルックス選手には、いろいろ世話になりましたし、ゴルフクラブの機能の話になったときは、本当によく知っていました。

私の英語力が十分ではないため、彼の話をよく理解できなかったので残念でしたが、彼のおかげでいい思い出となりました。

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