プロのトーナメントは何故人気がないのか

私がメンバーになっている法仙坊CCの所属プロである高山忠洋君が、今年の開幕戦で、プレーオフの末プロ入り初優勝を遂げました。

彼は、オールランウドプレーヤーで、特に一緒にラウンドして注目されるのが、「集中力」の高さです。

彼は、気さくな好青年で、また、人当りも非常によく、みんなに愛されるプロゴルファーだと思いますが、(彼には関係ないのですが)彼がプレーオフをしている時のテレビの視聴率は、1%台だったそうです。

よく言われるように、本当に人気がないですね。

数年前までは、プロトーナメントをよく回っていました。

私のところの商品である「アマチュアリズム」を、1人でも多くのプロに使ってもらうために、いろんな町に行きました。

男子プロのトーナメントに行ったときのことですが、火曜日や水曜日にゴルフクラブを持ってコース内を歩いていると、ツアーレップ(各メーカーのクラブをプロに持っていったり、プロの要望を聞く人)などトーナメント会場で仕事をしている人などから、「あまり見かけない顔だな」なんていう雰囲気で見られたものでした。

そこで感じたのは、毎週毎週日本中を転戦していくこの団体(プロ、ツアーレップなど)は、1つの「ムラ社会」だという印象を受けました。

よそ者が来たら、排他的な雰囲気で、その人間に接する、そういう意味では、ギャラリーは毎週違う人が来るので、「よそ者」かもしれません。

「村」のメンバーである「村人」だけで、共通の価値や楽しみを分けあって、そこで生活しているのかもしれません。

出場している選手が、ギャラリーに対して礼儀をわきまえない態度で接して、色々苦情が出たなんて話は、随分前から耳にしますが、プロゴルファーの中に、「アマチュア」という存在があって、初めて自分たちの仕事が成り立っていることに、気づいていない人がいるのでしょう。

私のようにゴルフに関した仕事をしている人間にしてみれば、ゴルフトーナメントが盛り上がると、話題も多くなり、全体に活気付くような気がしますので、ギャラリーの人が多くトーナメント会場に行くようになればと、心から願っております。

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