シンプルに考える

先月は、スライダーのモニターに448名の方がご応募していただき、本当にありがとうございました。

これからも、スライダーのモニターを継続して募集する予定でいますので、またご応募してください。

今回、ダブルチャンスの商品として、写真のナイキ製シューズケース(布製です)を5名様にプレゼントいたしますので、奮ってご応募ください。

今回のテーマ***

昔、女子プロの森口祐子さんから聞いたのですが、彼女は初めてクラブを握った日から起算して、プロのテストに受かるまでに要した期間は、たったの1年1ヶ月だそうです。

高校3年生の9月に生まれて初めてクラブを握り、翌年の10月のプロテストに合格したのです。

その当時のプロテストは、合格ラインのスコアが設定してあり、そのスコア以下でプレーすれば合格という形式で、森口さんが受験した時は、コンディションが悪くて、合格者は森口さんただ1人というから、本当に驚きです。

私は仕事柄、男子、女子のプロと話す機会が多いのですが、彼らの中には、ゴルフを始めて1年ぐらいで、パープレーぐらいのスコアをマークする人は結構います。

だが、彼らの中のいくらかは(おそらく半数以上)、トーナメントに出場する資格を持っておらず、たまに出場するマイナーな試合で、75,76ぐらいのスコアでプレーしています(ここが大事なところです)。

スコアが悪くなっている事実は・・・

初めてボールを打った日から1年で、どれくらいの技術が身に付くものでしょうか。

身に付くものは、芝生の上のボールを打つ感覚、砂の上のボールを打つ感覚、アプローチやパッティングの距離感などの「感覚」であって、ロブショットなどの細かい技術の習得までは、時間が足らないと思います。

しかし、ロフト通りの弾道で、小細工をせずにボールを打つことが出来れば、パープレーも可能だということです。

先ほど述べた、現在トーナメントに出場できないプロと技術面の話をすると、非常に細かいことを言います。

テークバックの通る道であるとか、コックをリリースするタイミングとか、雑誌によく出てくる話です。

厳しい言い方になりますが、彼らはデビューした時よりもスコアが悪くなっているのに、そこに目が行かないのです。

スコアが悪くなっているということは、今おこなっている方法が間違っているということではないでしょうか。

「いい加減」に打つ

トップオブスウィングのとき、右腕の形は「出前持ち」のような格好になる、という話をしますが、もし、「出前持ち」の形にしようとすれば、この時点でボールはうまく打てなくなります。

トップオブスウィングでの右腕の形に意識が行ってしまい、ボールを打つという大事な「感覚」が希薄になるのです。

スウィングのことで、頭がいっぱいになると、長年ゴルフをやっていても、空振りする人もいます。

ゴルフ畑に登場している水島さんは、半年くらいで飛距離は20ヤードほど伸び、スコアもかなりよくなりました。

また、私が以前教えていた人は、ゴルフを始めて5ヶ月ぐらいで初ラウンドし(私が一緒にプレーしました)、その時のスコアが108でした。2回目のラウンドで99、そして80台のスコアを出すのに10ラウンドはかかりませんでした。

その方は、週に2回ほど仕事帰りに、私のところの練習場でボールを打つ、全く普通の人です。

その人にアドバイスしたのは、クラブの動きなど気にしないで、全身の筋肉を軟らかくしてボールを打つ、だけです。

今、調子の悪い方にやってもらいたい練習は、グリップをゆるく握り、何にも考えないで、「いい加減」にボールを打ってみてください。

本当にいい加減にボールが打てれば、芯に当たるはずです。

一度試してみてください。

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