フラットバックアイアン

ゴルフ理論(道具編)

写真は、ゴルフ畑に登場している佐藤丹美で、左手に持っているのは、弊社のフラットバックアイアンD-8で、このアイアンで今年は試合に出ます。

右手に持っているのは、もうすぐ製品化します、スピンのよくかかるウェッジD-3です。

これらのクラブに代えて、いきなりミニツアーに優勝しましたから、彼女に合っているかもしれません。

女子プロで、フラットバックアイアンを使用しているのは殆どいませんが、フラットバックアイアンの利点をあげると、(1)ボールを曲げやすい (2)スピンをかけやすい (3)スウィートスポットからはずれたところでショットする、すなわちミスショットしたときの感触が伝わりやすい、などがあげられます。

彼女は、長い間ひどいフックボールを打っていましたが、最近はまあまあ安定したストレート系のボールが打てるようになりましたが、競技者として成長するためには、スライスとフックの両方が打てなくてはだめで、(1)の理由からこのクラブに代えました。

道具と技術の関係

私が重要視しているのは(3)ですが、自分の経験で言うと、現在400ccのヘッド容積のドライバーを使っていますが、その前は320ccのものを使っていました。

400ccのドライバーを初めてコースで試したとき、殆ど曲がらなくて、また、本当によく飛んでくれました。

そのときの印象は、「ゴルフが簡単になり、スコアもよくなるだろう」というのもでしたが、今、ドライバーショットは時々曲がり、OBも出たりします。

すなわち、以前と比較すると、力んで、そして雑にショットしているようです。

道具の進歩とスコアアップは、必ずしも歩調を合わせて進んで行くものではなく、逆に相反する面があるように思えます。

このことは、しっかりと肝に銘じておかないと、クラブを代えてスウィングが悪くなるという結果になりかねません。

私どものお客様の中の60歳代の方で、アイアンのシャフトを軽量カーボンから軽量スチールに代えて、ショットの方向性がよくなって、スコアも安定している、と話している人が何人がいます。

決して偶然ではないのでしょう。

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