毎年、東京ビッグサイト(国際展示場)でこの時期に行われる、ジャパンゴルフフェア2005に行ってきました。
これはどういうものかと簡単に説明しますと、国内外のゴルフメーカーや、これに関するシャフトなどのパーツメーカーや、ゴルフに少し関連した製品などを扱う会社が集まって、新製品などをPRしたりします。
出展している会社の中には、サングラス、練習器具、旅行会社や、近視の矯正手術を行う病院などもありました。
この15年ぐらい毎年見ていますが、最近の傾向としては、韓国、台湾などのアジアの会社が増え、アメリカのパーツメーカーの会社が減ってきたようです。
現在は、クラブのパーツの製造などは、かなりの部分が中国大陸にシフトしているので、うなづけるような気がします。
全体を見ていえるのが、昨年とあまり変わらない、と言えるのではないでしょうか。
メーカーの人に言わせれば、そんなことはない、これだけ新製品がある、となるのでしょうが、ドライバーは400ccから450ccのものが多く、アイアンも小ぶりなヘッドのものが目立ち、新しい素材で注目されるものもなかったようです。
しかし、毎年、新製品を出さなくてはならない、各メーカーの開発の方々の苦労は大変なものなのでしょう。
スチールシャフトの「強さ」
過去5年ぐらいの中で、個人的に一番インパクトがあった製品は、タイトリストのプロV1です。
それまでは、「飛んでとまる」というセールスコピーはいっぱいありましたが、本当に納得できるものはありませんでしたが、プロV1は、本当に飛んで、止まったので、驚きました。
今年の新製品の中で、1つ皆様にご紹介したいものがあります。
トゥルーテンパー社から発売される、「M80」という軽量スチールシャフトです。
重量は、80g台の前半から半ばぐらいですが、非常に軟らかいのです。
事前にその情報は入っていたのですが、自分が想像していたより、しなやかなシャフトでした。
これだけの軟らかさがあり、軽量なので、少しパワーのある女性なら、十分使えると思います。
やはり、スチールシャフトの「強さ」は、ショットの安定さには不可欠なものだと思いますので、シニアの方にも使ってもらえば、いい結果が出るのではないでしょうか。
このシャフトは、4月から発売開始の予定です。(写真はそのM80を撮ったのですが、この写真ではよくわかりませんね)