No.20の四方山話で紹介した、ハワイ出身の女子プロのキャミー・ホシノさんが、ハワイで写真のスライダーを販売しているので、その紹介をします。
以前にもお話したように、彼女の弾道は低いので、彼女は3,4,5,7,9番、すなわち全部を使用しています。
シャフトは、D-107のスタンダードで、長さは3番で42.75インチです。
先月、4本のオーダーがe-mailでありました。
評判は、なかなかいいとのことです。
ハワイは、風が強いので、3番と4番の注文でした。
また、マレーシアでも、5,6人の人がスライダーを使っています。
これは、私のお客さんが当店でスライダーを以前購入し、仕事先のマレーシアで、友達にスライダーを貸したら、非常に打ちやすいので、日本に帰ってきた時、買ってくれと頼まれたそうで、当店で数本のスライダーを買われました。
インパクトは、ゾーン、すなわち直線部分があるのではなく、円運動の中の1点でボールをヒットします。
少し前には、ソール部分に飛球線と平行に「ゲタ」のようなものが付いたクラブがありましたが、あれはかえって邪魔になると思います。
スライダーのソールにある溝は、インパクトでのクラブヘッドのすべりをよくしてくれます。
とくに、ラフからショットすると、はっきりとその効果を確認できると思います。
今ゴルフ場に行くと、芝は枯れていて、ボールのライはあまりよくないでしょう。
かえってラフにボールがあった方が、打ちやすい場合があります。
グリーンの近くにボールがあり、たとえば、ピンまで30ヤードで、途中にバンカーがあって、ランニングアプローチが出来ない状況では、みなさんはどうやってショットしますか?
諦めて遠回りをするのも1つの方法ですが、ダフリ気味にショットすることはしませんか?
たとえフェアウェイにボールがあっても、芝生があまり生えていない時は、ボールの少し手前に、ウェッジのソールを入れます。
先ほどいったように、意識的にダフルのですが、このショットのポイントは、グリップの力をしっかり抜いて打つことです。
とくにサンドウェッジの場合はソールが広いので、地面を滑ってくれ、多くのスピンをボールに与えます。
このショットの利点は、直接ボールを打たないので、「ダフったらどうしよう、トップしたらどうしよう」という不安感が減り、リラックスしてアドレス出来るところです。
一度試してみてください。意外と簡単に打てると思います。
地面の上にあるボールを、常にジャストミートすることは大変なことで、100%行うことは人間にとって不可能な作業でしょう。
上のウェッジの打ち方でも説明したように、ゴルフクラブにとってソールは大変重要な意味を持ちます。
日本のゴルフ場は、芝生が青い時は非常にライがよく、よその国と比較すると、ゴルファー自身があまりソールに注意を払っていないように見受けられます。
スライダーのソールは、許容されるミスの範囲を広げることを考えて設計しました。
皆さんに試してもらいたく思い、試打クラブを貸し出しますので、どんどんご利用ください。メールやお電話で、お問い合わせください。
お待ちしております。