毒を持って毒を制す

ゴルフ理論(技術編)

写真は、上がジョニー・ミラーという往年のアメリカのプロで、下は普通のアマチュアです。

ジョニー・ミラーは、最終日に難コースで驚異的なコースレコードをたたき出して、大逆転を演じるので「ミラクル ジョニー」と呼ばれていました。

何故、左肘が曲がるのか?

アマチュアの写真のように、フォロースルーで左肘の曲がっているゴルファーは大勢います。

これが自分の姿なら、本当にがっかりして、決して他人に見られないように、その写真を処分してしまう人もいるほどです。

左肘が曲がっているので、左肘が伸びるように一生懸命練習をする人がいますが、どれだけ練習をしても左肘は曲がったままです。

何故伸びないのでしょう?

2人の写真を比較すると、アマチュアの方が肩が開いています。

そして、もしこのアマチュアが、プロのように両手がターンしたら、肩が開いている分だけかなり左にボールは飛んでいきます。

ボールを真っ直ぐ飛ばそうとして「変形」になる

「変形」というと、ちょっと言葉がきついですが、ボールを目標方向へ飛ばすために、色んなスイングの形が出来上がるわけです。

フィニッシュで、後ろ足に体重が残るのもその現象です(正確には、残るのではなく「戻る」です)。

ゴルファーなら、誰でも上達したいので、自分のスイングの欠点を直そうとして練習するのですが、何故「変形」になるのか、そしてそれをどのようにしたら直るのか、スイングの本質を理解している人に聞かないと、練習の成果を現れにくいと思います。

写真のようなゴルファーに、どうやったら左肘が曲がらなくなるのですか、と相談されたら、私は「ダウンスイングから、インパクト過ぎまで、顔を右に向けてボールを打つ練習を続けて下さい」と言うでしょう。

そして、ここが一番大事なことですが、途中でやっていることを変えないで、ずっと続けることです。

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