どうやってプレーするか?(前編)

ゴルフ理論(考え方編)

ジャック・ニクラウスがよく口にする言葉です。

「多くのゴルファーは、どうやってボールを打つかということ考えているが、どうやってプレーするかを殆ど考えない。」

私も、この言葉は聞いたことはありましたが、ある時まで「どうやってプレーするか」を真剣に考えたことはありませんでした。

それを考えるきっかけになった失敗を、ここで紹介します。

今から12,3年前だと思いますが、兵庫県の西宮の近くで、全日本パブリック選手権に出たときのことです。

問題となったのは、9番ホールの390ヤードほどのミドルホールです。

そのホールは、フェアウェイが少しSの字になっていて、右サイドは谷でOB、そして、250ヤードぐらい打てば谷を越えてフェアウェイになっています。

正面には、300ヤード付近に林があり、その林に近づくと、強いフックボールを打ってもグリーンを捉えることが出来なくなります。

谷を越えるティーショットを打てば、あとは9番かピッチングで打てる簡単なホールとなります。

優勝争いにからむが・・・

練習ラウンドの時、谷を越えるだろうと軽い気持ちで打ったのですが、少し当たりが悪くギリギリ越えませんでした。

そして翌日の試合の1日目、私はインスタートで、8番ホールまでアンダーパーでプレーしており、9番ホールのティーグランドに上がったとき(その日の同伴競技者は、私以外は大学生でした)、他のプレーヤーがドライバーを持っていたので、私もカッコウつけてドライバーを持ちました。

ティーショットを打つ時、前日にOBを打っているので、不安を抱えたままショットしたら、案の定OBとなり、打ち直しのショットは少し引っかかって左に行き、グリーンは狙えず、5オン2パットのトリプルボギーになりました。

ホールアウトしたら、その日のベストスコアがパープレーだったので、本当に残念なことをしました。

翌日はアウトスタートで、最終組の1つ前でのプレーとなり、8番ホールまで1オーバーで、優勝争いの中にいたのですが、9番ホールに来た時、すごくバーディーがほしい気持ちが強かったのを記憶しています。

その日は、アイアンショットがよく、かなりピンにからんだショットが多かったのですが、それまで1つもバーディーがありませんでした。

9番ホールのティーショットは、前日と同じ、不安な気持ちで打ったティーショットは、またもOBとなり、「終わっちゃったな〜」という気持ちが少し頭をよぎりましたが、何とか集中して2番アイアンで暫定球を打ち、次のショットは6番アイアンで打つとグリーンに乗りました。

2オンするには、全く難しくないホールで、練習ラウンドも含めて、3日連続でOBを打つという、ひどいゴルフをしてしまいました。

西宮から帰る車の中で、本日のタイトルである「どうやってプレーするのか」を真剣に考えました。**続く

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