店長の視点(AMATEURISM)
9月末に行われた東海クラシックゴルフトーナメントの最終日に、台風が接近していると言う理由で、ギャラリーの安全を考えて、観客をコースに入れないで最終ラウンドが行われました。
今回は、その是非を考えてみたいと思います。
過保護、それとも責任転嫁?
今年の全英女子オープンの2日目に、強風が吹いてプレーが出来ないということで、その日のプレーが中止されました。
グリーン上のボールが、風の力で動き出したり、ティーアップしたボールが何度もティーから落ちたり、そういう状態ではプレー続行は不可能と思います。
中止の判断は、正しいと考えます。
東海クラシックゴルフトーナメントの最終日、午前中はまだ雨も降っていませんでしたし、そんなに風も吹いていませんでした。
私の記憶では、お昼ちょっと前ぐらいから雨が降り出したようでした。
ギャラリーの安全に配慮することは、運営する側からすれば当然のことです。
しかし、先の全英女子オープンの例を見るまでもなく、ギャラリーの安全を脅かすような暴風雨がくる前に、プレーは中止または中断されるのではないでしょうか?
そうなれば、ギャラリーも家に帰るでしょう。
最終日のプレーを見るために、ゴルフ場にきた人は大勢いるでしょう。
またトーナメント会場で、お弁当や飲み物を売って生計を立てている人も大勢いるはずです。
そういうことを大局的に判断して、ギャラリーを入れないと結論を下したとは、私には理解できません。
誰のためのトーナメントか
私の所のクラブをプロが使っているとき、トーナメント会場に足をよく運びました。
東京の夢の島にゴルフ場がありますが、そのコースであるトーナメントが行われたときのことです。
コースが埋め立て地に作られたとは思えないようなコースで、良かったのですが、残念なことにボールを打つレンジがありません。
コースの近くに、大きな工場か会社を誘致するために造成した土地が何カ所かあったのですが、その中の1カ所の土地にマットを敷いて練習場にしたのです。
当然地面は石ころや雑草が生えているのですが、そこに向かってプロがボールを打つのです。
予選2日が終わって、予選通過ラインが6アンダーか7アンダーという試合がありました。
最終日、テレビ中継を少し見たのですが、バーディー合戦で大味な感じがしたので、すぐにテレビを消しました。
スポンサー企業の言いなりになるのではなく、はっきりと「ノー」と言える人がもう少しいたらと思います(運営する側の人の多くは、一生懸命仕事をされている姿を、今まで何度も見てきました)。