誠実なゴルフ場を選ぶことが大切です
あるゴルフ場のメンバーになろうとすると、そのゴルフ場から発行されている会員権(預託証券や株券)を取得して、そのゴルフ場の会員となります。
会員となるメリットとしては、ビジターとしてプレーするより安い料金でプレーが出来ることと、ハンディキャップを取得して、そのゴルフ場が行うゴルフ競技会に出場でき、クラブライフを楽しむことが出来る、この2点がまず挙げられるでしょう。
20年、30年ぐらい前は、ゴルフ場の会員権は相当に高く、簡単に手に入れるものではありませんでした。
しかしこの数年、ゴルフ場が発行した預託金の償還期限が来て、それに応じれず倒産したゴルフ場があちこちにあり、それに伴い今までの経営者から全く別の経営者になるケースが多く見られます。
最近、時々耳にするのが、あるゴルフ場にいったら毎ホール1組、2組が待っていて、ハーフターンの休憩維持間が1時間半以上もあって、その結果、8時半にスタートしたのに、ホールアウトしたら4時を回っていた、というような話です。
これは、お客さんの入れ過ぎ、とういうだけの話です。
スタートするときの間隔は、6分おきと私のメンバーになっている法仙坊CCのように7分間隔でスタートするゴルフ場があります。
ちなみに、プロのトーナメントでは、3人でプレーする場合は、9分間隔や10分間隔でスタートしていきます。
6分間隔と7分間隔は、その後のプレーに結構な差が出ます。
10組スタートすれば、10分の差が出るわけで、
10分あればショートホールならティーショットを打って、 そして全員がホールアウト出来るでしょう。
プレーの混み具合に、1分の差は大きいといえます。
いろんなゴルフ場の運営方法を見ていると、随分特徴(?)が現れてきたようです。
コースの中が、混雑しても構わないから、1組でも多くの人を入れようとするゴルフ場と、快適にプレーしてもらうために入場者数を制限して、各パーティーがスムーズに流れるようにしているゴルフ場です。
プレー代金が安いからという理由でゴルフ場を選んだけど、毎ホール待っている人がいると、やはり楽しむことは出来にくいと思います。
料金以外に、混雑しやすいゴルフ場かどうか、評判などを聞いてゴルフ場を選択したほうが、1日を楽しく使えます。
この経済状況が悪い中、ゴルフ場のメンバーになる時に支払う「名義書き換え料」が随分高騰しているゴルフ場があります。
200万、400万、800万、1,000万円というところがあります。
書類を提出して、名前を書き換えてもらうだけの作業に、何故大金が必要か冷静に考えると、おかしな話です。
日々の収入が十分でないため、この名義書き換え料なるものを高くして、収入にしているのだと私は考えていますが、この数年、ゴルフ場の「個性」が目立ってきたようです。
プレーするためにゴルフ場を選ぶ場合も、メンバーになるためにゴルフ場を選ぶ場合にも、正しい情報を集めてから判断したほうがよさそうです。