ゴルフチャンネルを見ていたら、アメリカのPGAか全米ゴルフ協会が製作したと思われるCMで、次のようなものがありました。
きっとこのページをご覧になっている方も、見たことがある人も多いでしょう。
小学生ぐらいのジュニア達がゴルフをしていて、彼らがカメラに向かっていろんなことを言います。
「ゴルフでうそを言ってはいけないんだ」、「ゴルフでは、すべての責任を自分で負わなければならない、厳しいゲームなんだ」、「同伴競技者だけでなく、他のプレーヤーに対する思いやりを忘れちゃいけないよ」など、など、、、、、。
ゴルファーを啓蒙するには、非常によいCMだと思いますが、残念ながら、日本ではこの類のCMは、今まで見たことがありません。
スロープレーはマナー?
先日ラウンドしていた時のことですが、私たちの前の組でプレーしている4人のプレー態度についてです(我々も、彼らもセルフプレーをしていました)。
彼らは20代後半から30台半ばの年齢に見受けられましたが、とにかくプレーが遅く、ハーフで2時間50分かかりました。
当然、彼らの前の組とは間隔があいているので、遅い原因は、当然彼らにあるのです。
皆さんもわかっている人は多いでしょうが、遅いプレーの特徴として、(1)歩行が遅い、(2)セカンドショツトを打つ時、自分のボールの位置まで行って、それからカートまで戻ってクラブを取りに行く、(3)予備のボールを持たずにプレーして、暫定球を打つ時、キャディバッグにボールを取りに行く、などです。
彼らのプレー態度は、上の3つにすべて当てはまり、おまけに、誰かが長いパットを決めたら、トーナメントでプロゴルファーがやっているように、ハイタッチを4人全員でしていました。
ハイタッチが悪いとは思いません。
ゴルフ場にきて、おもいっきり楽しむのは当然です。
ただ、自分たちのプレーの遅さが、後続のプレーヤー全員に、多大な迷惑をかけていることに、全く気づいていないことが問題です。
4人全員でハイタッチをすれば、多少の時間がかかるのですから。
スロープレーは、マナーの問題と考えている人は多いと思いますが、これはルールの問題なのです。
車の運転にたとえるなら、スロープレーは、運転免許証が減点になるとか、罰金を払うとか、そして、悪質な場合は、一定期間運転ができない、または、免許証が取り消されてしまうこともあります。
スロープレーは、ルールの問題になることがありますので、もう少し厳しく考えた方がいいと思います。
出来るならば、トーナメントの中継の間にでも、マナー向上のためCMなどを流してほしいですね。
横峯さくらや宮里藍など、人気のあるプロが登場すれば、インパクトがあるはずです。