ヘッドの大きさ

コントロールのしやすさ

写真は、ドライバーと3番ウッドで、左からピンのG10ドライバーで、ヘッド容積が460cc、真ん中が自分としては丁度いい大きさのドライバーで370cc、一番右が3番ウッドで170ccです。

最近、タイガー・ウッズが400ccより小さいドライバーを使うという記事が出ているらしく、私のところのお客様でも、ヘッドは小さい方がいいのか聞いてくる方がみえます。

ヘッドの大きさは、金槌と釘の関係を例えにして説明しますが、短い釘は頭の平らな部分が小さくなっており、また長い釘はその部分が大きくなっています。

大きな釘を打つのに適した金槌で、小さな釘を打つ場合、上手く打てるかといえば、決してそうではないでしょう。

大まかに打つことは出来ますが、正確に、たとえば板に対して垂直に釘を打つ、には不向きといえます。

昔の私は、ゴルフ場でナイスショッットを打とうと一生懸命だったのですが、今はナイスショットではなく、最悪の結果にならないようなショットを打とうとしています。

例えば、フェアウェイ全体が左に傾斜している場合、右打ちの人がフックボールを打てば、ボールはどんどん左の方にランしていきますが、スライスボールを打てば、ボールはあまりランしなく、早目にボールは止まります。

ゴルフ場は屋外ですので、風が吹いていますし、また地形により色んな方向に地面が傾斜しています。

ドライバーショットの一番の目的は、いい状態でセカンドショットが打てる、このためにはたとえ10ヤードランが少なくなっても、フェアウェイ左のバンカーではなく、フェアウェイからセカンドショットを打つために、ティーショットでスライスボールを打つことが、安定したプレーをするために必要な方法といえます(スライスやフックなど簡単に打てるものではない、と反論される人もおみえでしょうが、ストレートボールを打つ練習と同じで、曲がるボールの練習は難しくありません)。

大きなヘッドのドライバーでボールの高低を打ってみたり、スライスやフックを打ってみても、曲がりが少なかったりします。

最近は、フラットバックのアイアンを使うプロが多く見られますが、何故キャビティバックではなく、フラットバックのアイアンを使うかといえば、ボールを曲げやすいからでしょう。

ドライバーにも同じことが言えるわけで、ボールをコントロールしやすい大きさのヘッドに向かっていくのは、自然な流れだと私は思っています。

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