聞きなれない言葉

 1週間ほど前の事ですが、男性の方がショップに入ってこられて、ベルトが欲しいという事で、それを購入されました。娘はプロゴルファーで、明日この近くで試合があるので、今この近くのホテルに滞在しており、その娘さんはまつ毛の美容院か何かに行っており、電話がかかってくれば迎えに行くので、それまでここにいてよろしいですかと言われるので、勿論大丈夫ですと応えて、色んなゴルフの話を始めました。

 パッティングの話になり、ショップのパターマットでストロークしてもらったら、よくあるバックスイングが小さく、フロースルーが大きい打ち方をしているので、コースでパッティングするとき、時々大オーバーや大ショートしませんか?と聞いたら、よくあります、との返事だったので、その理由を説明して、グリップを抜ける寸前で持ち、カップを見たままストロークしてください、と言ってしばらく打っていると、方向が良くなって、また距離もかなり良くなりました。後、質問があると言われるので、「縦コックと、横コックとどちらがいいですか?」というようなことを仰ったので、その意味が良く分からなかったので、「よくわかりません」というような返事をしたと思います。

 耳慣れない言葉や、打ち方など、ときどき耳にしますが、これらの言葉を発している人は、ティーチングを職業にしている人か、メディア関係の人たちが大半です。人の注意をひくために、聞きなれない言葉を使う、それが一番手っ取り早い方法でしょう。「新製品」と言われると、ちょっと気になるのが普通の人だと思いますが、技術に対しての「新製品」には注意を要します。

 お嬢さんがプロとしてツアーで戦っているので、親としては、自分の娘に良い結果を残してもらいたいと思うのは当然ですが、何か目新しい「言葉」に飛びつくことはかなり「危険」なことです。30年前に、私がツアーに出かけて、プロにクラブを提供した時と、全く同じ光景が繰り返されています。素晴らしいショットをしていた女子プロが、2、3年もしたらツアーから姿を消して、偶然に見かけた下部ツアーでのその選手は、当たり前ですが、昔の切れのあるスイングではありません。そして、そういう状態になった選手で、カムバックしてレギュラーツアーで活躍した人は、私の知る限りいません。適切ではないアドバイスは、プロ、アマを問わず、ひどい状態になることがあります。

 しばらくしたら、まつ毛の「施術」が終わったお嬢さんがショップに来ましたが、2階の練習場でショットをしてもらったら、ドライバーの飛距離が1桁台らしく、かなりの迫力でした。間違った方向に行かず、活躍してもらいたいです。検討を祈っています。

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