今年もよろしくお願いします。

素振りの効果

今年も新しい年が始まりました。

1年間、皆様に少しでもお役に立てる情報が提供できるよう、がんばっていきますので、本年もよろしくお願いします。

前回、素振りが効果的な練習であることを書きました。

これは、ゴルフに限らず、すべてのスポーツに通じることと考えています。

大相撲では、横綱千代の富士関が、稽古の時投げの仕草を繰り返していたり、立会いの練習を一人で黙々と繰り返していたのを見たことがあります。

実際にボールを打ったり、または相手力士がいると、どうしても自分の「動き」だけに集中するのは難しくなり、「動き」を覚える、または「動き」を修正するには、素振りのように自分の間合いで、そして「動き」そのものに集中したほうが、動きの改善には効果があるといえます。

ボールがジャストミート出来ないのは、クラブヘッドでボールを打つことに慣れていない、と考える人が多いと思いますが、はたしてそうでしょうか？

間違ったフォームでボールを打っている人は、ナイスショットが出る確率はかなり低いでしょう。

また、当然ミスショットが多く出ると思います。

それで、その人に何が間違っているかを理解してもらい、正しい「動き」に変えてもらうとよくボールに当たるようになります。

ボールに良く当たるようになったのは、ボールを打つことに慣れたからではなく、フォーム=動きが良くなったからと言えます。

ゴルフクラブでボールを打つという作業は、特別のことではなく、ハンマーで杭を打ったり、干してある布団を短い棒でたたいたりすることとなんら変わりないことで、殆どの人は生まれてから今日まで、日常生活の中で棒のようなもので、色んなものを叩いてきたと思います。

ですから、ボールをクラブという道具で打つという感覚はかなり身についているはずです。

大分前のことですが、今度ゴルフを始めるので、クラブをそろえたいと言うお客様がみえたとき、スポーツ歴を聞いたら「ホッケーをやってきて、今でもしている」と言われたので、試打室で「打ちたいように、自由にボールを打ってください。クラブも自分が持ちたいように持ってください」とその人に言いました。

生まれて初めてゴルフクラブを持ったにもかかわらず、ナイスショットを連発したのでした。

最近、本当に気温の低い日が続いています。

素振りだけじゃつまらない、という方は、当店の2階にあるような室内練習場が良いでしょう。

屋外より温度が高いでしょうし、素振りだけでもかなりの効果がありますので、リラックスして芯に当てる練習をすれば、アマチュアの練習としたらほぼ満点と言えるでしょう。